First Osteopathy:ファースト オステオパシー

兵庫県神戸市オステオパシーの手技治療院「ファースト」|オステオパシーの治療 について

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オステオパシーとは?
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オステオパシーの治療


 オステオパシーを説明するとしても、どのようにして診断と治療を行い、どのように回復していくのか説明しづらいという方がほとんどではないかと思われます。
 オステオパシーの考えの基本は「肉体 精神 魂」です。オステオパシーでいう健康とはこの3つのバランスの調和がとれ健全な状態をいいます。そして、ひざが痛い、肩が痛いなどという場合も、その局所だけを診るのではなく、何が問題でそこに痛みを出しているのかを診るのです。そして、解剖学的な問題が原因であると考えられるときは、関節なのか動脈なのか、筋膜あるいは内臓なのかといった様に、原因の出所を突き止めていきます。しかし、精神的、あるいは心のトラウマと考えられる場合は、解剖学的なアプローチとはまた違ったアプローチをすることで、患者さんを「病」から解放しようとするのがオステオパシーです。従って、関節とか神経だけに意識を集中して患者さんの身体を診るようなことはしません。

 オステオパシーは解剖学的な見地で人の身体がすべて繋がってできているという現実に基づき治療を行っていきます。心臓や肺、肝臓、胃、腸などの内臓も背骨や筋肉もすべて人の身体は「膜」というもので包まれ組織を連結し、保護されています。そして、こういった内臓は、特定の感情とリンクしています。例えば、膵臓は「怒り」です。こういったことから、精神的な問題や心の持ち方(魂)なども「身体と健康」という問題に強く結びついています。また、「膜」には血管や神経が貫通し分布しています。それらの「膜」は骨膜、筋膜、硬膜、横隔膜、胸膜、心膜、肝膜など、何を包むかによって名前が変わりますが、すべてこの膜によって繋がっているので、人を解剖したとき、この「膜」を切断しないと一つの組織も取り出すことはできません。また、内臓が支えられたりぶら下がっているのも「膜」で繋がっているからなのです。そしてそれらの膜同士がスムーズに滑りあうことで身体が無理なく動いているという事実を利用して診療し、治療を行います。

 このような観点に立ち、オステオパシーは治療を行っていきます。アメリカではオステオパシー医科大学を卒業した後国家試験を受け合格すると、ドクター・オブ・オステオパシック・メディスン(D.O)を取得することになり、手術・投薬から手技を含むすべての医療行為ができます。しかし、アメリカ以外では日本を含めメディカル的な治療は法律によって認められておらず、手技が主体の治療となっています。私はこのようなことから、近未来において、西洋医学とオステオパシーのお互いの長所を生かし、協力しあって治療ができる時代がくればと思っています。実際、オステオパシーに理解を示し、取り入れようと考える西洋医学の医師もいます。

 しかし、現在における西洋医学の治療は局所に焦点をあてていることがほとんどです。肩が痛い、ひざが痛いというと、その部分を徹底的に検査します。しかし、その痛みが実際はどこから来ているのかという発想はしません。身体全体が繋がっていて関連し合っているのだというオステオパシーの考えとの大きな違いといえるでしょう。

 治療の基本は触診です。膜の状態は残念なことにCTやレントゲンでは投影されません。我々は患者さんの体を動かしたり、触ったりしながら、どこに障害があるのかを診ていきます。もちろん様々な検査の数値も大切ですが、たとえ数値が正常であっても、実際に患者さんが症状を訴えていることは多々あります。数値では測ることのできない部分を、そしてCTやレントゲンで写らない部分を触診で診断していくのです。

 オステオパシーでは身体全体を診て、協調性がなく障害となっている場所を調整し、身体のメカニズムが正常に働くようにもっていきます。わかりにくい表現かもしれませんが、もう少し分かりやすく言いますと、その患者さんの一番問題となっている場所を治療し、その効果(結果)が正常に働いている組織や器官と連動して、いい関連を取り戻すようにしていくわけです。

 老若男女を問わずにどのような人でも生きている間、身体は自ら正常な状態を取り戻すように常に働き続けていますが、残念なことに「病」をお持ちの方はその正常な方向に戻そうとする力を抑えている場所があるのです。

 オステオパシーはその抑えているブロックを取り除くことにより、その人が持つ生命力(自然治癒力)を引き出します。そして後は母なる自然に任せるのです。病気は決してドクターが治すのではなく、我々はその手伝いをするだけであり、治すのはあくまでも患者さんの持つ自然治癒力であり、患者さん自身の生命力なのです。我々オステオパスはただ、患者さん身体の訴えに耳を傾け、身体の組織と対話し、身体が訴えている必要な処置をするだけなのです。あとは母なる自然が解決します。



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